レッドプロポリス

ブラジル産プロポリスは高品質なので、世界中の人々の支持を集めています。
中でもグリーンプロポリスは「プロポリスの王様」と呼ばれており、特別高い人気と実績を持ちます。
プロポリス自体は世界中で採集されていますが、ブラウン系ではなくこのような色が異なるプロポリスが作られるのは非常に珍しく、ブラジルが持つ豊かな大自然だからこそ実現した特殊なプロポリスだとも言えるでしょう。

実はブラジルで採集されているプロポリスはグリーンプロポリスだけではありません。
グリーンプロポリスのように、原塊の色が異なる赤い色のプロポリスが存在するのです。

このページでは赤い色の原塊を持つ「レッドプロポリス」について解説します。

レッドプロポリスとは？

ブラジル産プロポリス＝グリーンプロポリスという印象が強いです。
しかし、実際の所グリーンプロポリスはブラジルの全土で採集されているわけではありません。
ミナスジェライス州などの一部地域でのみグリーン系のプロポリスは採集されています。
ブラジル産と言っても、基本的には世界的にオーソドックスな存在であるブラウンプロポリスが多くの地域で採集されているのです。

しかし、グリーンプロポリスと同じように原塊の色が異なるプロポリスがブラジルで発見されました。
ブラジル北東部のマングローブ地帯にて発見されたそのプロポリスは赤い色の原塊に由来して「レッドプロポリス」と呼ばれています。
レッドプロポリスはマメ科のダルベルギア・エカストフィラムという赤い樹液を持つ植物が材料（起源植物）となって作られています。

レッドプロポリスは生産量がとても少なく、1tにも満たない採集量である事から、とても稀少性の高いプロポリスだと言えるでしょう。
マメ科の植物が起源植物となっているのでフラボノイド、特にイソフラボンが豊富に含有しています。

グリーンプロポリスは健康目的で使用される機会が多いですが、レッドプロポリスは美容製品の原材料として配合されているケースが多いです。

なぜ、プロポリスの原塊の色が異なるのか？

グリーンプロポリス然り、レッドプロポリスなどは、なぜこのようにプロポリスの原塊の色が異なるのでしょうか？
これはプロポリスの材料となる植物（起源植物）が異なるからです。

これは世界的にもとても珍しい例で、ブラジルでこのような色が異なるプロポリスが採取する事が出来るのは、豊富な種類の薬草・ハーブ類が自生している自然環境に強く関係していると考えられます。

ブラジルの自然環境、気候そしてアフリカナイズドミツバチなど様々な要因が重なって良質なプロポリスが作られていると考えると非常に興味深いですね。

自分の目的に応じてプロポリスを使い分ける

プロポリスの色が異なるという事は極端な表現をするのであれば「含有される成分」が異なるという事です。
事実、アレクリン由来で作られるグリーンプロポリスにはアルテピリンCなどをはじめとした桂皮酸誘導体やフラボノイドなどが豊富に含有されています。
それに対し、レッドプロポリスには美容に役立つイソフラボンが豊富に含有されています。

このように、それぞれのプロポリスによって特徴が異なります。
なのであなたの悩みや目的に応じて、しっかりと自分に合うプロポリスを選ぶようにしましょう。