グリーンプロポリスには強力な健康作用が期待できる有用成分が多く含まれています。
数ある含有成分の中でも、プロポリスに含まれる代表的な存在として取り上げられるのが桂皮酸誘導体のアルテピリンCです。
アルテピリンCは1991年プロポリスの研究者でもある松野哲也博士が発表したのをきっかけとし飛躍的に知名度を上げました。
実はこのアルテピリンCの研究報告の際に、併せて発表された成分が2つ存在していました。
そのうちの1つが「CAPE(カフェイン酸フェネチルエステル)」です。
このページではアルテピリンCと共にグリーンプロポリスの含有成分として人気が高い「CAPE(カフェイン酸フェネチルエステル)」について解説します。
カフェイン酸フェネチルエステルとは?
カフェイン酸フェネチルエステルは英語で「Caffeic Acid Phenethyl Ester」と表記され、これらの頭文字を取り「CAPE」と呼ばれています。
CAPEには様々な健康効果があることで有名ですが、アメリカ・コロンビア大学のD・グルンベルガー教授の研究が知られています。
コーヒーに含まれるカフェインには大きな健康作用があります。
このカフェイン酸フェネチルエステルは、実験結果の中でカフェインよりも強力な健康作用を持つことが判明しました。
その後も現在に至るまでCAPEは世界中で研究が続けられており、健康に有益な研究結果がわかっています。
CAPEだけを精製して利用するケースも
CAPEに高い健康効果が見込めるので、プロポリスからCAPEのみを精製して活用する事例もあります。
これはCAPEだけではなく、アルテピリンCにも同様の取り組みが見られるのですが、プロポリスの健康作用はある特定の成分のみが身体に働きかけるわけではありません。
プロポリスに含有される多種多様な成分が相互に作用しあうことで強力な健康作用が期待できます。
なので個別に取るよりも、自然に近い形で作られたプロポリスの方が優れた働きを持つのです。
また、プロポリスに含有される成分の多くは脂溶性のものが多く、このCAPEも脂溶性の成分です。
つまりCAPEは水に溶けにくい性質を持つので、抽出にはアルコールのほうが適していると言えるでしょう。
またCAPEだけを摂取してもほとんど身体に吸収される事は無いので、効率的に摂取することは難しいです。
きちんとCAPEを摂取するなら「プロポリス原液」がオススメ
ブラジル寺尾養蜂ではCAPEをしっかり吸収できる形でプロポリスエキスを抽出する「アルコール抽出法」に徹底的にこだわってプロポリス原液を作っています。
アルコール抽出法で作られたプロポリスは飲みにくい反面、しっかりとプロポリスの含有成分を抽出する事が出来るからです。
アルコール抽出法で作られたプロポリスについては以下のページで解説しています。
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寺尾養蜂では植物性の食用エタノールを用いて、しっかりプロポリス原塊を長期熟成する形で漬け込みます。
こうすることで、プロポリスエキスを抽出し吸収率が非常に優れているプロポリス原液を出来上がるのです。
良質なプロポリスを選ぶ為には、勿論含有成分も大切ですが、「抽出方法」や「プロポリスの等級」など様々なポイントから見極める必要があるでしょう。
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