ローヤルゼリー

ミツバチが作りだす蜂産品はいくつか存在します。
最も有名なものはハチミツですが、それと双璧の知名度をもつ蜂産品が「ローヤルゼリー」です。
一般的なお客様の中にはハチミツやローヤルゼリーとプロポリスの違いが分からないという方もいらっしゃいます。
今回はプロポリスとローヤルゼリーの異なる点を解説していきます。

ローヤルゼリーって？

まずはローヤルゼリーについて解説していきます。
ミツバチの群れの中に１匹だけ存在しているのが女王蜂です。
通常、一般的な働きバチはハチミツを餌として食べています。
しかし、群れの中でも特別な存在である女王蜂と女王蜂候補となる数匹の幼虫のみが食べることを許されているのがローヤルゼリーです。

ローヤルゼリーは高い栄養価を持ち、滋養強壮効果があることで知られています。
事実、女王蜂は一般的な働きバチと比べて身体も大きく、寿命も長いです。

ローヤルゼリーに含有される栄養成分

ローヤルゼリーは栄養価が非常に高く、ミツバチにとっても人間にとってもまさに栄養の宝庫です。

具体的にどういった成分がローヤルゼリーには含まれているのでしょうか？
代表的なものをピックアップすると、必須アミノ酸やミネラル、糖類、ビタミン類、そしてローヤルゼリー独自にデセン酸などが含有されています。

ローヤルゼリーを摂取することで得られる健康作用はこれらの有益な健康成分がサポートしてくれるのです。
女王蜂は通常の働きバチとは一線を画す生命力を持ちます。
その秘密はまさにローヤルゼリーを普段から口にしているおかげだとされています。

そんなローヤルゼリーに対し、プロポリスは一体どういうものなのでしょうか？下記で解説していきます。

プロポリスとは？

プロポリスとはミツバチが餌として作り出しているわけではなく、巣の出入り口に塗り固められる「抗菌物質」です。
優れた抗菌力をもっており、様々な製品の原材料としても使われています。
古来よりプロポリスの抗菌力を活用する形で人類に使われてきました。

プロポリスに関する詳しい解説は以下のページを参考にしてください。

プロポリスとローヤルゼリーの違い

上述した通りローヤルゼリーは「ミツバチの餌」として作られています。
そしてプロポリスはミツバチの餌としてでは無く、「巣の防御物質」として作られています。
つまりプロポリス・ローヤルゼリー…この２つの蜂産品はミツバチが異なる目的・用途で作り出しているのです。

勿論、どちらも健康成分が豊富に含有されているという点はあるものの、実際にそれぞれ含有されている健康成分が異なります。
プロポリスの場合は樹脂・樹液を材料として作るので「フラボノイド」「桂皮酸誘導体」などが豊富に含有されています。
それに対し、ローヤルゼリーには脂肪酸の一種「デセン酸」が含有されています。
デセン酸は自然界においてローヤルゼリーにのみ含有されている成分です。

プロポリスとローヤルゼリーの共通点

この２つの蜂産品が全く異なるものというのは分かりましたが、共通点としてはどういったものがあるのでしょうか？

上述しましたが、プロポリスもローヤルゼリーもどちらも成分面・栄養面に優れています。
（これはプロポリスやローヤルゼリーだけではなく、ハチミツにも言える事です）

どちらも近年は様々な研究が進められており、プロポリスもローヤルゼリーも私達人間の健康に大いに役立つことが解明されています。

その為、健康食品や美容品・化粧品などの原材料として数多くの製品に配合されており、どちらも世界的に需要が高まっている健康素材なのです。

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