プロポリスの熟成期間はプロポリスの品質に関係していると判断しているメーカーと、品質とは関係がないと考えているメーカーが存在します。
これは各プロポリスメーカーの考え方によって異なり、どちらが正しいとは断言できません。
ブラジル寺尾養蜂では、これまで30年以上に渡りプロポリスの原料メーカーとして世界中にプロポリスをお届けしてきました。
この実績から「長期熟成のプロポリスが品質的に優れている」と判断しています。
今回はプロポリスの熟成とは一体どういったものなのか、なぜ寺尾養蜂では長期熟成にこだわってプロポリス原液を製造し続けているのか?という点について解説します。
熟成期間は「プロポリスの漬け込み期間」
まず、プロポリスの原塊はそのままの状態では摂取できません。
私たちが摂取できるようにするためにプロポリス原塊からプロポリスエキスを抽出する必要があります。
プロポリスエキスを抽出する為には、プロポリス原塊を食用の穀物エタノールに漬け込みます。
この工程を「熟成」と呼び、漬け込む期間を「熟成期間」とプロポリスメーカーは呼んでいます。
プロポリス原液の中には「長期熟成」させたものと短期間で漬け込みを終了させたものがあります。
このように、作り方が分かれる理由は何故でしょうか?今回はその秘密に迫っていきます。
プロポリスの熟成期間は重要?
冒頭でも説明した通り、プロポリスの熟成期間に対する考え方は各メーカーによって見解が分かれる部分です。
プロポリスメーカーにもよりますが、熟成期間の短いものは1か月程度の漬け込み、長いものとなると十数年も長期熟成させたものが販売されており、熟成期間の幅が年単位で違うことも多いです。
なぜ一見同じような製品として販売されているプロポリス原液でもここまで、プロポリス原塊を漬け込む期間に大きな開きがあるのでしょうか?
以下のページでも解説していますが、実は1つのプロポリスの原塊を何度も再利用しプロポリスエキスを抽出する事ができます。
なので熟成期間を短くした方が何度も同じプロポリス原塊を再利用する回数を増やすことに繋がります。
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短いサイクルでプロポリスエキスの抽出を繰り返すと、同じプロポリス原塊から何度もプロポリスエキスを抽出することが出来、その分製造コストを下げ利益を上げる事が可能です。
なので、製造メーカーとしては出来るだけ短期間で同じプロポリス原塊を何度も再利用する形がビジネス的な面でみると効率が良いという考え方があるのも事実です。
勿論、単純に熟成期間が長ければ長いほど良い…とは言えませんが、極端に短い熟成期間のものには注意が必要です。
ブラジルの場合は
ブラジルでは1年以上熟成させたプロポリスを「長期熟成」と表記・表示する事が認められています。
熟成期間は成分の抽出や体への吸収率にも関係しているとされており、プロポリスの品質を安定させる為にもある一定期間以上は必要だと考えられます。
ですので、極端に熟成期間が短いものを選ぶのではなく、最低でも1年以上は熟成されたプロポリスを選ぶと良いでしょう。
長期熟成させることで、プロポリスは腐らないのか?
長期熟成に関して、「品質的に大丈夫なのか?」とお客様よりご質問を頂くことがあります。
プロポリス自体が高い抗菌力を持っているだけではなく、植物性のアルコールも強力な殺菌作用を持ちます。
なのでアルコールに漬け込むことで、添加物を使わずとも腐らずに限りなく自然な形に近いプロポリスエキスを抽出することが出来ます。
余分なものを加えないので、純粋にプロポリスを摂取したいという方からはアルコール抽出のプロポリスが選ばれています。
寺尾養蜂では
ブラジル寺尾養蜂では、数年間以上は熟成をさせたほうが有効成分を余すところなく抽出できて高品質になると考えています。
なので創業以来一貫して長期熟成プロポリスに拘ってプロポリスの製造と販売をしています。
その品質はプロポリスの分析結果の数値を見たら一目瞭然です。
勿論、プロポリスの品質は熟成期間だけで決まるものではなく、「産地」や「等級」など様々な点から決定づけられます。
自分自身の健康の為に利用するものですので、しっかりと品質の良いものを選ぶようにしましょう。
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