プロポリス原液の用途

古代より人類は健康の為にプロポリスを利用してきた歴史があります。
そして現代においては日本だけではなく、世界中の国々で多くの種類・形状のプロポリス製品が製造・販売されています。
そんな数あるプロポリス製品の中でも、最も古い歴史と実績を持つとされるものが「プロポリス原液」です。

プロポリス原液と言えばどうしても、メリットよりも先に「飲みにくさ」に関する評判ばかりに注目されることが多いです。
しかし、実はプロポリス原液は飲用するだけではなく、様々な悩みに応じる形で幅広い用途で利用することも可能なんですよ。
このページではプロポリス原液の幅広い活用方法について解説します。

プロポリス原液については以下で詳しく解説しています。

プロポリス原液は幅広く活用できる

まずプロポリス原液を利用する方は、プロポリスを健康目的で摂取したいという方が多いです。
ですが冒頭でも解説した通り、実はプロポリス原液は飲むだけでは無く、その他にも幅広い様々な用途に利用することが可能です。

プロポリス原液の活用事例として最も古いとされているものは、古代エジプト時代にミイラづくりの抗菌剤としてプロポリスを利用していたことです。
現代においてもなお、プロポリスが持っている強力な抗菌力は注目される機会が多いですが、遡っていくと古代エジプト時代から現代までプロポリスの抗菌力が活用され続けているだけでも、とても驚きです。

そして当時のミイラが現代まで現存していることからも、プロポリスがいかに優れた抗菌力をもっているのかがお分かりいただけるかと思います。
抗菌力の他にも、含有成分の種類も豊富なので健康用途だけではなく、様々な作用が期待できる点もプロポリス原液の特徴だと言えるでしょう。

プロポリス原液の活用する為の具体的な利用方法を紹介します。

健康目的で飲用する

プロポリスには優れた健康成分が約200種類以上も含有されています。
その数ある健康成分の中でも代表的な成分をいくつか例に挙げると「フラボノイド」や、ブラジル産グリーンプロポリスに含有される「アルテピリンC」などをはじめとした桂皮酸誘導体、その他にもアミノ酸、ミネラル類などの健康効果が大きく期待できる成分が豊富に含まれているのです。

このようにプロポリスに含有されている健康成分の多くは脂溶性です。
そのために脂溶性の性質をもつプロポリスの原塊からエキスを抽出する際は、水などでは十分に成分を含んだ形でプロポリスエキスを抽出することは難しいです。
なので植物性の食用アルコールを抽出に用いることで、プロポリス原塊から成分を豊富に含んだ形でエキスを効率よく抽出できます。

しかし、アルコール抽出で作られたプロポリス原液は刺激が強く、風味も独特です。
そういう特徴をもつことから、プロポリス原液はとても飲みにくいことで知られています。
（アルコール抽出とは正反対で、低刺激なプロポリスエキスを抽出することが可能な水抽出法は成分はあまり含んでいません）

このように飲みにくいデメリットは持つものの、成分面においてはアルコール抽出で作られているプロポリス原液が非常に優れているとも言えます。

プロポリスの健康成分については以下の記事で詳しく解説しています。

抗菌力を活用する

ミツバチは自然の中に存在している雑菌・細菌類から巣と自分達の群れを守る為にプロポリスを作り出します。
作り出したプロポリスの非常に高い抗菌力を活用することで、ミツバチは巣の内部への雑菌・細菌類の侵入や繁殖を防ぎます。

プロポリスが高い抗菌力をもっていることは広く知られており、プロポリスの高い人気の理由の１つでもあります。

そのようなプロポリスが持つ、高い抗菌力を喉ケアに利用する方も多くいらっしゃいます。
特に接客業の方をはじめとして、歌手・声優・俳優の方などの職業上、声をお使いになるお仕事をされている方の間でプロポリスは非常に高い人気を持ちます。

そもそもプロポリスはミツバチが自然の中から作り出した「天然の抗菌物質」です。
ミツバチは自然の中に存在するハーブや薬草の樹脂・樹液と自らが分泌する酵素を材料にしてプロポリスを作り出します。
薬品などとは違いプロポリスはケミカルなものではないので、普段から喉ケアに利用することも可能です。
そのため、「声」をお仕事としている方などが、日常的に喉ケアにプロポリスを活用していることも多いです。

また喉ケアの際に選ばれるプロポリス製品というと、刺激の少ないプロポリスのスプレーやのど飴・キャンディなどが人気です。
これらのプロポリス製品は刺激が少ないのでとても使いやすいのですが、抗菌面や成分面においてはプロポリス原液がより優れています。

もしも、プロポリス原液を喉ケア目的で使用するには、コップ一杯の水にプロポリス液を2、3滴垂らし薄めたもので、うがいをすると良いでしょう。
その際、コップにそのままプロポリスを垂らすと、蜂ヤニなどが付着します。
プロポリスの蜂ヤニは洗剤を使って洗っても中々取れません。
プロポリスを利用する際は、紙コップなどの使い捨てのものを利用するか、専用のカップを準備することをオススメします。
汚れても良いプロポリス専用のカップを準備すると後の蜂ヤニを気にせずに済むので、スムーズに使用可能です。

また、同じように抗菌力を活用する例として「喉」のケアではなくお口の悩みを解決する働きも大きく期待できます。

プロポリスの強力な抗菌力を活用する形でお口のトラブルに特化して製品化されたものが、ここ数年の間で人気が高まりつつある、プロポリスの歯磨き粉やマウスウォッシュなどです。

のどケアと同様に、プロポリス原液を口腔ケアに活用することもできます。
コップ一杯の水にプロポリス原液を2，3滴たらし口をゆすぐことで、お口を清潔な状態に保つことができます。

プロポリスの抗菌力については以下のページで解説しています。

美容目的で飲用する

プロポリスといえば、原液・サプリメントなどの製品を健康目的で飲用される方が多いです。
実際に寺尾養蜂のプロポリスをご利用中のお客さまにおいては9割以上の方が健康目的で飲用しています。
ですが、稀に美容目的でプロポリスを飲用している方もいらっしゃいます。

世の中に美容製品が溢れ返っている中で、プロポリスを美容目的で飲用しているのにはどういった理由があるのでしょうか？

まず大きな理由の１つとしてプロポリスにはフラボノイドが豊富に含まれているからです。
フラボノイドと言えば、優れた抗酸化力を持つことでも知られており有名な健康成分の１つとして知られています。
そしてフラボノイドは強力な健康作用を持っているだけではなく、優れた美容成分としても人気が高いです。

なので、スキンケア用品の原材料としてプロポリスを配合している製品も増えてきています。
（韓国コスメなどでも、プロポリスを原料とした美容液などが多く販売されています）

これはプロポリスには健康成分だけではなく、美容に対する働きが期待できる成分が豊富に含有されているからです。
プロポリスの原液を飲用する事で、プロポリスに含有されている健康成分だけではなく、豊富な美容成分を効率的に摂取するのに役立ちます。

どのプロポリスにも共通してフラボノイドを豊富に含有していますが、美容目的でご利用される場合はイソフラボンなども含有している「レッドプロポリス」（レッドプロポリスはグリーンプロポリス同様、ブラジル産プロポリスです。）も優れた美容効果を持ちます。

プロポリス原液は飲みにくい

ここまで、プロポリス原液がどういった用途で利用されているのか？を解説してきました。

プロポリス原液は健康成分を豊富に含有しています。
多種多様の成分が豊富に含まれていることから、様々な健康作用が期待されています。
このプロポリスの働きは、特定の成分のみで成り立っているわけではなく、数々の成分が相互に作用し合うことで、様々な面で高い有用性が期待できます。

ですが、このような優れた有用性を持つ反面、プロポリス原液の大きな欠点として「飲みにくい」という点がよく取り上げられます。

元々、プロポリス原塊はピリッとした辛味を持ちます。この時点で決して「美味しい味」だとは言えません。
残念なことにプロポリスを原塊のままで利用することは難しいです。
なので、私達がプロポリスを摂取する為には、プロポリスエキスを抽出し、それを摂取・利用する必要があります。
プロポリス原液はアルコール抽出法で作られます。
アルコール抽出法はプロポリスの成分を多く含有した形でプロポリスエキスを抽出できることで知られています。
抽出の際に、「熟成」と呼ばれる食用の植物アルコールにプロポリス原塊を漬け込む工程が必要になりますが、この作業を行うことでプロポリスの飲みにくさが増幅してしまうのです。


プロポリスを利用する上では、プロポリスの成分面と飲みやすさのどちらを重視するのかは非常に悩ましい問題だと言えます。
ですが、寺尾養蜂ではプロポリス作りにおいて、あくまでも成分面を重視しているので結果的に飲みにくい原液タイプにこだわりをもっています。

また、このようなプロポリス原液の飲みにくさは、プロポリスを飲用し続ける中で、できれば解消しておきたい問題の１つです。
プロポリスを利用されている方の中にはシンプルな飲み方でご飲用される方も多くいらっしゃいます。
ですが、長年プロポリスをご飲用頂いてる方の中にも味や風味に対し苦手意識を持たれている方もいます。
そのような方は、ご自身が負担なく続けられるような形にプロポリス原液をアレンジすることで飲みにくい点を解決しています。
以下のページでプロポリス原液を飲用する際に役立つアレンジ法を紹介しています。

良質なプロポリスを選びましょう

プロポリス原液は「等級」「産地」「色」「濃度」など様々なポイントから品質が決まります。
多くのポイントから総合的な点から良質なプロポリスをしっかりと見極め選ぶ事が大切です。

寺尾養蜂はグリーンプロポリスを発見した寺尾貞亮が創業した養蜂場です。
グリーンプロポリスについての解説はこちらで詳しく解説しています。

以下のページで良質なプロポリスの選び方などを解説しています。