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プロポリスとは?

グリーンプロポリス発見者「寺尾貞亮」(ブラジル寺尾養蜂)

プロポリスは昨今の健康意識・予防意識の高まりなどから健康食品やサプリメントの原材料として非常に高い人気を持ちます。

私達が普段目にするプロポリス製品は、サプリメントとして販売されている粒状のものやカプセル状のもの、原液タイプをはじめとした液体状のものが大多数を占めます。
その他にも、プロポリスの有用性を活用する形で、のど飴や、歯磨き粉など様々な製品の原材料として配合されることが多く幅広い用途に活用されています。

このようにプロポリスを加工して作られたものを目にする機会が多いので、プロポリスはハチミツのような液体としてミツバチが作っているものだと思われることが多いですが、実はミツバチはプロポリスを液体としては作り出していません。

元々プロポリスというものはミツバチが植物の新芽の樹脂や樹液などと、ミツバチ自身が分泌し作られる酵素(唾液)を混ぜ合わせ塗り固められて巣の出入り口に「固形物」として作られています。
1つのミツバチ群から採集する事が可能なプロポリスの量は、年間で数十グラム~三百グラムと非常に少なく、大変稀少なものです。
(また近年はプロポリスの原塊は需要が高まっており、世界中で高値で取引をされています。)

このプロポリスには高い抗菌力があり、ミツバチの巣の出入り口に塗り固めることで、巣の中に外敵や雑菌が侵入するのを防ぐ「天然の防御壁」としての役割を担っています。

ミツバチは蜂産品と呼ばれる、私達にとって非常に有益なものを作り出すことで知られています。
「はちみつ」や「ローヤルゼリー」、「ビーポーレン」などの蜂産品はミツバチの餌として作り出されており、高い栄養を持つことで知られています。
そして、プロポリスも豊富な成分を含有していますが、蜂蜜やローヤルゼリーのようにミツバチの餌として作られるわけではありません。
あくまでもプロポリスは巣と群れを防衛する「抗菌物質」として作られているのです。
その為、私達が利用することが多い蜂産品の中でも、プロポリスは異質な存在感を持つと言えます。
このように蜂産品の中でもプロポリスがもつ役割は、他のものとは明確に異なるのです。

このページでは、プロポリスとはどういうものなのか?そしてどういったものが品質が高く、どのように選べばよいのかについて解説します。

ミツバチの巣が常に清潔なのはプロポリスのおかげ

ミツバチの群れや巣の中を清潔な状態に保つ為に作られる

そもそも、なぜミツバチはプロポリスを作り出す必要があるのでしょうか?その大きな理由は「雑菌・細菌に対抗する為」です。

働き蜂の日中の活動は、巣の中だけで完結するものだけではありません。
巣の近辺の防衛や蜜の採集などの外仕事も行うので、頻繁に巣から出入りを繰り返します。
ミツバチの巣の外には動物や昆虫などの目に見える外敵の存在だけではなく、ミツバチにとっての天敵となる目には見えない雑菌・細菌が数多く存在しています。

なので外仕事を終えたミツバチ達の身体は雑菌・細菌が付着しており、外の雑菌などを持ち込みやすい状態で巣に帰ってきます。
このように雑菌・細菌が付着したまま、巣内に入ってしまうと、たちまち雑菌等が群れの中で繁殖してしまう可能性が高まるのです。



ご存じの通り、ミツバチは1匹だけで生息しているわけではなく群れ(集団)として共同生活をしています。

なので、群れの中のたった1匹のミツバチが雑菌や細菌を巣の外部から持ち込んでしまうと、それが原因となり群れ全体に病気・感染が広がり、ミツバチの群れ全体が壊滅してしまうリスクが高まるのです。

ミツバチの巣の内部は数万匹のミツバチが生活をしています。
このように大量の数のミツバチが密集して生活していることも関係して、巣内で密度・湿度ともに非常に高い状態で生息しています。
本来であれば、このような巣内の状態は、巣内に雑菌が繁殖しやすい環境なのですが、実際にミツバチが生息している巣の中は全くカビが生えずに常に清潔な状態に保たれています。

一見するとミツバチにとって非常に過酷とも言える環境が揃っているのですが、巣内をこのような清潔な状態に保てるのには、きちんと理由があります。

実は、ミツバチは外仕事などで巣に出入りする際、出入り口に塗り固められたプロポリスにミツバチ自身の身体を擦り付けています。

こうする事でミツバチの体に付着した雑菌・細菌をプロポリスで滅菌し、身体を清潔にし巣に出入りするのです

まさにプロポリスはミツバチが過酷な自然を生き抜く為に作り出した「天然の防御壁」なのです。

このように過酷な自然環境の中に存在する雑菌・細菌類に対抗する為に、ミツバチ達は強力なプロポリスを作り出し活用します。
過酷な自然の中で自分たちの群れが生き抜いていく環境を保つためには優れた抗菌力を持つプロポリスは決して欠かすことができない、大切な存在だと言えるでしょう。

プロポリスの歴史

古代よりプロポリスは人類に活用されていました

私達にとっても、非常に馴染みの深い蜂産品の1つである蜂蜜。
現代においてはハチミツを普段の食事や調味料として常用している方も多く、蜂産品の中でも最も人気を持っていると言えます。
蜂蜜は人類最古の甘味料としての一面も持ち、かつては王族のみが口にすることを許されたとも言われています。
(ピラミッドの中で、当時の蜂蜜が保管されていたことからも、いかに貴重な存在だったことがわかります)

このような蜂蜜と人類の関係から分かるように、ミツバチと人類との関係性や歴史はとても深いものだと言えるでしょう。
そして蜂蜜だけではなく、プロポリスも人類との関係性を古くから持っていることがわかっています。

まずプロポリスの名前はラテン語で「プロ=守る」「ポリス=都市」という意味を持ち、直訳すると「都市を守る」という意味を持ちます。

また、更にプロポリスの歴史を紐解いていくと、実に4700年以上もの前のメソポタミア文明の石碑にプロポリスについて記されたものが最古の記録とされています。

他にも古代ギリシャ時代の薬物誌にもプロポリスの記述が残されていたり、アレストテレスが記した「動物誌」という書籍の中にはプロポリスの効果・効能などが記述されていることがわかっています。

また、別の事例としては戦場に向かう戦士たちの傷薬としてもプロポリスが活用されていたという記録も残されています。
そういったことからも、様々な歴史的な場面でプロポリスが重宝されていた事が判明しています。

この他にも世界各地で様々なプロポリスに関する記録は残されており、プロポリスをミイラの防腐剤として使用していたという話や、あの美の象徴として有名なクレオパトラがプロポリスを老化防止や美容目的の為に使用していたという逸話などが数多く知られています。
このような事からも、いかに古くからプロポリスが多くの人類の健康面に役立っていたのかが分かります。

プロポリスの歴史

古代エジプト時代はミイラの防腐剤としてプロポリスを活用していた プロポリスと人類の関係性は歴史的な観点から考えても、とても古いものだと言えます。古代の書籍などにもプロポリスに関する記述が多数残されてお ...

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プロポリスは世界中で採集される

プロポリスの採取は世界中で行われています。

ヨーロッパ、東欧、オーストラリア、ブラジルなど世界中の多くの国々でプロポリスは採集されています。

ですが、原産国によってプロポリスの中身は異なり、どこでも同じようなプロポリスが採集されるわけではありません。
なぜならプロポリスが採集される原産国・地域によって、プロポリスに含まれる品質や含有成分などがそれぞれ大きく異なるからです。
どうして、このように採集される国によって、プロポリスに含まれている成分が異なるのでしょうか?
理由としては、ミツバチが生息する地域に自生している植物環境の違いが大きく関係しています。

ミツバチは自らの生息地域の中で、抗菌力などに優れた植物を厳選しプロポリスの材料として使用します。
その為、実際にミツバチが生息しプロポリスを作り出す産地や地域によって、プロポリスの含有成分が異なるのです。
つまりプロポリスの材料が異なることで、プロポリスと言っても産地によって成分などに違いが出ます。

そんな数あるプロポリスの産地の中でも、特に品質が高い原塊が採集されると高評価で知られているものが「ブラジル産プロポリス」です。

世界中でプロポリス自体は広く採集されていますが、その中でも、ブラジル産のプロポリスの評価は名実ともに特に高いと言えます。
このようにブラジル産プロポリスが世界的に高い評価を集めているのは何故でしょうか?
実は他の原産国で採集されるプロポリスとは大きく異なる、ブラジル産のプロポリスのみに見られる特徴がいくつか存在しています。

ブラジル産のプロポリスの評価が世界的に高い理由とは?

世界中でプロポリスが採集されている国は沢山あります。
その中でも、ブラジル産のプロポリスが他の原産国のプロポリスと異なる点は大きく3つあります。

グリーンプロポリスの原塊とアフリカナイズドミツバチ:撮影ブラジル寺尾養蜂

1.セイヨウミツバチではなく、アフリカナイズドミツバチがプロポリスを作っている

養蜂は世界中で行われており、人類の歴史と共に発展をしてきました。
古くから試行錯誤を重ねてきた中で、現代は最も最適化された手法を使って養蜂が行われています。
多くの国で養蜂が行われる際、基本的にはセイヨウミツバチという種類のミツバチを用いられる場合が多いです。
セイヨウミツバチは蜂蜜を作り出す能力に長けており、現代において養蜂を営んでいく為には欠かせない存在だとも言えます。

そしてセイヨウミツバチが作り出す蜂産品は蜂蜜だけではありません。
蜂蜜以外にも数々の蜂産品を作り出すことでも知られており、その中の1つが「プロポリス」です。
ミツバチは自然の中に存在している雑菌・細菌類に対抗し巣を守る為に、優れたプロポリスを作り出します。
なので、ハチミツと同じように世界の様々な国でプロポリスは作られており、採集されています。

そんなプロポリスの名産地として有名なブラジル。
しかし、ブラジルの過酷な自然環境の中で、プロポリスを作り出しているのはセイヨウミツバチではありません。
ブラジルでプロポリスを作り出しているのは「アフリカナイズドミツバチ」という種類のミツバチです。
世界的に見ると、セイヨウミツバチ以外のミツバチを用いて養蜂に取り組むのは、極めて珍しいです。
なので、アフリカナイズドミツバチを活用している点は、ブラジルで行われている養蜂の特徴の1つだとも言えます。

このアフリカナイズドミツバチと呼ばれるミツバチは、世界中の養蜂で利用されている「セイヨウミツバチ」とブラジルの在来種である「アフリカミツバチ」が交配した結果、誕生しました。
(※研究用にブラジルに持ち込まれたセイヨウミツバチが逃げ出し、現地のアフリカミツバチと交配した結果、半ば事故的にアフリカナイズドミツバチは誕生した為、当時はブラジルの生態系を揺るがす存在になるのではないか?と大きな問題になりました)

アフリカナイズドミツバチは一般的に養蜂で用いられる機会が多いセイヨウミツバチと比較して、非常に高い生命力・運動能力を持ち高い防衛本能を備えています。
その為、プロポリスを作り出すミツバチの中でもアフリカナイズドミツバチは「プロポリス作りの達人」として知られており、プロポリスを作り出す能力が非常に高いことで知られています。

非常に優れたプロポリスを作り出すアフリカナイズドミツバチの存在は、ブラジル産プロポリスを語る上では欠かせないと言えるでしょう。

アフリカナイズドミツバチ
アフリカナイズドミツバチ

ブラジルの養蜂で使われるアフリカナイズドミツバチ プロポリスはブラジルだけではなく、世界中で採集されています。ですが、その品質は産地によってバラつきがあり、プロポリスの材料となる植物がミツバチの生息し ...

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2.グリーンプロポリスの存在

プロポリス自体はブラジル以外の国々でも採集されています。
そして、各原産国で採集されるプロポリスは共通して「こげ茶・褐色」の原塊です。
このような原塊の色をもつプロポリスを「ブラウンプロポリス」と呼びます。

プロポリスというと、近年はありがたいことにブラジル産プロポリスに対する注目が増えています。
その関係からプロポリス=ブラジル産プロポリスという印象が強いですが、世界の多くの国々で採集されているものは「ブラウンプロポリス」となりブラジル以外にも品質の高いプロポリスが採集できる国はいくつか存在します。

ブラウンプロポリスの特徴の1つとして、フラボノイドが豊富に含まれている点に注目を集めることが多いです。
フラボノイドはプロポリスが含有している成分の中でも、中心となる存在だと言えます。
その高い抗菌力と、フラボノイドをはじめとした豊富な健康成分を要として、ブラウンプロポリスは古代より世界中で民間薬として人々の健康を支えてきました。
ブラウンプロポリスが採取される国も多く、歴史的にも実績をもっているプロポリスだと言えます。

しかし、ブラジルのミナスジェライス州など一部地域で採集されるプロポリスの原塊はブラウンプロポリスとは異なった特徴をもち「緑色の原塊」をしています。
このような緑色が特徴的な原塊のプロポリスを「グリーンプロポリス」と呼びます。
グリーンプロポリスはフラボノイドの他にも桂皮酸誘導体の1種であるアルテピリンCをはじめとした優れた有用成分を豊富に含んでおり、その独自の含有成分などから「プロポリスの王様」と呼ばれ、注目されています。

その為、発見されてから現在に至るまで、世界中でグリーンプロポリスに関する研究は進められており、数多くの有用性が確認されています。

また、補足にはなりますが、このグリーンプロポリスを発見したのはブラジル寺尾養蜂の創業者でもある寺尾貞亮です。
寺尾は、日本から単身ブラジルに渡った後に養蜂を営み始めました。
そして、養蜂についての知識を深めていく過程で、プロポリスに関する有用性や、ミツバチが生息する環境によってプロポリスの成分や品質が異なるという知識も得ていました。

そこで寺尾はプロポリスの材料となる可能性が高い薬草やハーブ類が豊富に自生しているブラジル独自の自然環境に注目しました。
「必ずブラウンプロポリスとは異なる特性を持つ特殊なプロポリスがブラジルには存在する」と確信し、ブラジル独自のプロポリスを探し始めたのです。

そして自身の半生をかけてブラジルの雄大な大自然の中からグリーンプロポリスを発見し世界中に広め伝えた結果、現在では寺尾が発見したグリーンプロポリスはアルテピリンCなどをはじめとした優れた健康成分を豊富に含有している事から「プロポリスの王様」と呼ばれるまで注目を集めるようになったのです。

グリーンプロポリスとは
グリーンプロポリスとは?

グリーンプロポリスの原塊 現在、プロポリスと言えば世界的に高い人気を持つブラジル産プロポリスの印象が強いという方が多くいらっしゃると思います。ご存じの通り、その品質の高さからブラジル産プロポリスは有名 ...

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3.ブラジルの過酷な気候は「強力なプロポリスを作りだす」

ブラジルの気候は高温・多湿であることで知られています。
このようなブラジルの気候は、ミツバチの天敵となる雑菌・細菌が繁殖しやすく、ミツバチが生息していく上では、非常に過酷な環境だといえます。
ミツバチはこの過酷な自然環境を生き抜く為、そして自分たちの巣を細菌類などから守る為の対抗手段としてプロポリスを作り出します。

ブラジルの自然環境は数あるプロポリスが作られる自然環境の中でも、より過酷なので、結果的にブラジル産のプロポリスは、他の原産国で採集されるプロポリスより、強力な抗菌力を持つような形で作り出されるようになったと考えられています。

プロポリスに含まれる成分面では勿論ですが、抗菌面に関しても優れている点も、ブラジル産プロポリスが世界中で選ばれる点だとも言えるでしょう。

ブラジル産プロポリス
ブラジル産プロポリス

プロポリスは世界中で採集されています。中でもブラジル産プロポリスが人気です! プロポリスは世界中で採集されています。その為、ミツバチが生息している自然環境によって、プロポリスが持つ特徴や成分などがそれ ...

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プロポリスの成分構成

プロポリスは健康成分を豊富に含んでいることで知られています。
そもそもミツバチは「固形物」としてプロポリスを作りだしており、このような固形物のことを「プロポリスの原塊」と呼びます。
プロポリスを利用したいという方の中には、「プロポリス原塊をそのまま摂取したい」という方もいらっしゃいます。
しかし、残念ながらプロポリスは原塊のままの状態では私達が効率よく摂取・利用することは難しいです。

なので、しっかりと摂取しやすくする為にも、原塊からプロポリスエキスの抽出を行います。
このようにして作られたプロポリスエキスは、私達が普段利用するプロポリス製品などに配合したり、原液など様々な形で含まれています。
これらを摂取することで私達はプロポリスを利用することが出来るのです。

それでは、プロポリスの原塊は、どのような成分で構成されているのでしょうか?

【プロポリス原塊の構成】

プロポリスの構成は以下の通りとなります。

ヤニ類、樹脂50~55%
蜜ロウ30%
精油などの油成分8~10%
花粉5%
有機物・ミネラル類5%
プロポリスの成分構成

主要なミネラル成分としては、銅、マグネシウム、鉄、カルシウム、アルミニウム、セレニウム、バナジウム、マンガン、亜鉛などが含まれています。
またビタミン類ではビタミンA・B群・E・D、ナイアシン、パントテン酸などが含まれています。

このようにプロポリスにはミネラル・ビタミン類だけを見ても非常に豊富に含まれているのです。

勿論、これ以外にも様々な成分を豊富に含有しているプロポリス。
プロポリスに含有されている成分は判明しているものだけでも数百種類以上あると言われています。
その中でも代表的な成分として、フラボノイドやアルテピリンC(グリーンプロポリスの場合)の存在は欠かせません。
これら2つの成分は非常に優れた健康作用を持ちます。
その為、プロポリスに含まれる多種多様な健康成分の中でも特に高い注目を集めています。

実際にプロポリスを選ぶ際に、この2つの成分の含有量のみを重視する方もいらっしゃいます。
ですが、決してこの2つの成分だけでプロポリスの優れた健康作用が成り立っているわけではありません

プロポリスの有用性は、プロポリスに含有される数百種類の有用成分がフラボノイドやアルテピリンCと相互に作用し合い、私達の健康を力強くサポートしてくれると考えられています。

とても不思議な話なのですが、このように、一部の健康成分の働きによって成り立っているのではなく、多種多様な健康成分が総合的に作用し合い、健康に働きかける特徴を持つものがプロポリスなのです。

高品質なプロポリスを選ぶ為に欠かせないポイント

プロポリスと一言でいっても、すべてのプロポリスが品質的に等しく優れているとは限らないのが実情です。
採集される産地や時期などによって含有される健康成分に違いが見られますし、どのような方法で製造されたプロポリスなのかという点も大きく関わっています。
当然ながら数あるプロポリスの中には低品質に分類されるものも存在しています。

なので「品質的に優れたプロポリスを利用したい」という方は、しっかりと高品質なものを見極めるポイントを押さえておく必要があります。
原則として、以下のポイントに注意して「プロポリスの品質」を見極めてください。

S.I.Fマークは衛生的な環境で製造された証

1.S.I.Fマークがついた製品であるか?

数あるプロポリスの産地が存在しています。
その中でも世界最高峰の品質を持つとも言われる、ブラジル産のプロポリス。
ブラジル産プロポリスを選ぶ場合、まずは「S.I.Fマーク」認可がされているものを選ぶ事が第一の必須条件だと言えます。
このS.I.Fマークの認可は日本でいう薬剤師と同等の資格を持つ責任者が必要という大変厳しい審査条件があります。

このS.I.Fマークが認可されているということは、プロポリスが衛生的に安全な製造環境で作られていることが認められているという証明になります。

ですが、ここで注意が必要な点があります。
それは「S.I.Fマークが記載されているプロポリスが高品質」だとは限らないということです。

あくまでもS.I.Fマークが認められているということで衛生的な環境・設備でプロポリスが製造されていると判断することができ、プロポリスを安心して口にする事が出来るというだけです。

つまり、プロポリス製品にS.I.Fマークがついている=プロポリス自体が有用性に優れているというわけでもなければ、原材料の品質にこだわったプロポリスというわけではないのです。
あくまでS.I.Fマークは衛生的な環境下で製造されたものだということが認められたことを意味しているものです。

このように、S.I.Fマークはプロポリス自体の質とは全く関係はありません。
ですが実際にご自身の口に入れるものだからこそ最低限、このS.I.Fマークがついているかどうかは、プロポリスを安心して飲用する為にも予め確認しておきたいポイントです。

数値を公表しているメーカーがオススメです。

2.プロポリス製造メーカー・販売業者がプロポリス製品の数値をしっかりと公表しているものを選ぶ

プロポリスの濃度や成分の分析結果などを公表しているメーカーが販売しているプロポリスを選ぶと失敗が少ないです。
その際は製造メーカーが自称している数値ではなく、可能であればしっかりと公的な検査機関などでプロポリスの成分分析などが行われているものを基に判断すると、より信頼できると考えられます。

一般的にはプロポリスの濃度を示す「乾性エキス濃度(W/V)」や、代表的な成分である「フラボノイド含有量」や「フェノリックス含有量」などの有名な成分の含有量を検査します。

このようなプロポリスの数値が公表されているメーカーを数社検討した中から、一番良いプロポリスを選ぶと品質的に優れたものを選びやすいと言えます。

しかし現状としてエキスの濃度や成分の分析結果を公表しているプロポリスのメーカー自体が少なく、数値を公表しているメーカーを探すこと自体に一苦労すると思います。

ですが品質の良いプロポリスを選ぶ為には、これらのポイントは決して欠かすことが出来ないとても大切なポイントでもあります。
各メーカーの情報を調べるのは大変ですが、より良いプロポリスを選ぶ為にも、妥協はせずにプロポリスの濃度や分析結果などを公表しているメーカーのものを選ぶと良いでしょう。

抽出回数が増加すると抽出できる成分も減少する

3.原塊からプロポリスエキスの抽出回数が少ないものを選ぶ

一般的には殆ど知られていませんが、プロポリスの原塊は繰り返し何度もプロポリスエキスを抽出する事が可能(繰り返し原材料として原塊を再利用可能)です。

当然ですが、このように何度も繰り返しプロポリスエキスを抽出され続けた原塊は、再利用の回数が増える度に、プロポリスの原塊自体に含有される成分が徐々に減少していきます。
(お茶の出涸らしを想像して頂ければわかりやすいと思います)

なので、何度も同じプロポリス原塊を再利用するということは、結果的にあまり品質的に良くないプロポリスエキスが作られてしまう要因になることもあります。
こういったことから、「最高等級プロポリス」とは謳っているものの、あまり品質が良くないエキスが抽出されてしまうのです。

(プロポリス原塊の等級が高いものでも、プロポリス製品としては比較的安価で販売されているものがありますが、等級以外のこのような点が関係して製造コストを抑えることで低価格を実現している背景があります)

なのでプロポリス探しの際には、何度も再利用された原塊を使用して作られたプロポリスエキスを選ばない為にも、「1番抽出」で作られたもの…少なくともしっかりと成分が含有されている「2番抽出」までのプロポリス原液を選ぶと良いでしょう。

プロポリス原塊の等級や濃度と比べると、抽出回数を表記しているメーカーは非常に少ないので、この情報を表記しているだけでも、信頼ができるプロポリスメーカーだと言えます。

特にプロポリスの成分面を重要視したい方は、抽出回数はプロポリス選びの際には必ず確認をしておいた方がよいポイントだと言えます。

プロポリスの等級は10段階程度に分類される

4.高い等級を使用したプロポリス原液を選ぶ

プロポリスのメーカーの商品情報などでも、プロポリスの等級・ランクを表記していることは多いので、プロポリス原塊の等級がプロポリスの品質に大きく関わっていることを知っているという方も多いと思います。

当然のことですが、プロポリスの原塊の等級・ランクが高いものを選ぶと良いでしょう。
基本的にはアルファベットの「S.A.B.C.D~」を用いる形で、等級が定められています。

良質なプロポリス作りにこだわっているプロポリスメーカーであれば、十分に成分が含有されているCクラス程度までのプロポリス原塊を原料に使用することが多いです。
しかし、残念ながら市場にはD・Eクラスの原料やそれ以下の原塊を使用して、作られたプロポリス製品も多いのが実情だと言えます。
(現在料としても低価格な低い等級のものを使うことで、プロポリス製品の製造コストを下げる為です)

また、プロポリス原塊のランク付けは、厳密に基準が設けられているわけではなく、各製造メーカーごとに判断基準が違います。
各メーカーによって、それぞれ等級・ランクの呼称が異なるのは、その為です。
このようにメーカーの匙加減による影響が大きいので、プロポリスの等級だけで、プロポリスの品質を判断することは困難だと言えます。

ですが、プロポリスの原塊の等級・ランクは間違いなくプロポリスの品質に大きく関係してくるポイントでもあります。
プロポリス選ぶ際は、妥協をせずに等級が高い原塊で作られたプロポリス製品を選ぶようにしましょう。
(成分面なども考慮するのであれば、最低でもCクラス相当のものを使って作られたものを選ぶ形が良いでしょう)

以上、ここで取り上げた4点が良質なプロポリスを選ぶ為に必ず確認をしておきたいポイントです。
プロポリスのランクなどは公表しているメーカーも多く調べやすいのですが、今回取り上げたような「プロポリスの濃度」や「プロポリスの抽出回数」などを公表しているメーカーは現状、とても少ないです。

これらの情報を全て公開しているメーカーは非常に少ないですが、品質的に優れたプロポリスを選ぶ為にも、各メーカーの公式サイトなどをよく確認しながらプロポリスを選ぶようにしましょう。

プロポリスの抽出方法について

私達が普段、利用するプロポリス製品は「プロポリスエキス」をもとに作られています。

元々はプロポリスの原塊は、蜂の巣の出入り口に固形物として作り出され、ゴムのような弾力をもっています。
なので、残念ながらプロポリスを原塊のままの状態で人間が摂取することは難しいです。
(稀にプロポリスを原塊のまま口にすることは出来ないのか?とご質問を頂く事があります。
ですが、残念ながら原塊の状態のままでは噛むことすら難しく、とても人間が摂取できるものではありません。)

私達がプロポリスに含まれている成分を体内に効率よく摂取するには、プロポリスの原塊をそのまま使用するのではなく、プロポリス原塊からプロポリスエキスを抽出したものを、利用する必要があります。



プロポリスエキスの抽出方法によっても含有される成分の種類や含有量が異なるので、プロポリスをどういった用途・目的で利用するのかによって使い分けることが好ましいと言えます。

そして、プロポリスを抽出する方法は、主に

・アルコール抽出法
・水抽出法
・ミセル化抽出法
・超臨界抽出法

などが存在しており、それぞれの抽出方法によって、メリット・デメリットが異なります。
そのような各抽出方法の中でも、最も古くからプロポリスエキスの抽出に用いられている方法で、プロポリスの成分をしっかりと含有した形で抽出することが出来る手法が、「アルコール抽出法」です。

プロポリスの原塊、そしてプロポリスに含有される成分の多くは、脂溶性の性質を持ちます。
これはどういう事かというと、水抽出法ではプロポリスの成分を含んだ形で効率よく抽出することが難しいことになります。
つまり、プロポリスの原塊に含まれる成分をしっかりと抽出する為には、水ではなくアルコールを用いる必要があるのです。

その為、プロポリスの成分を重視したい方からは根強い人気を持っている抽出方法が「アルコール抽出」だとも言えます。
しかし、このアルコール抽出方法で作られたプロポリス原液は「刺激が強く、風味も独特な上に味も飲みにくい」ものとして知られています。
これはアルコール抽出で作られたプロポリス原液の最大のデメリットだとも言えるでしょう。
(実際にプロポリスをご飲用頂いた方が原液の刺激の強さ、独特の風味に苦手意識を持つことも多いです)

ですが、寺尾養蜂では様々なプロポリスエキスの抽出法が存在する中であえて「アルコール抽出法」にこだわりプロポリス原液を製造しています。

このように、寺尾養蜂がただただ飲みにくいプロポリスを作り続けているのには、勿論きちんとした理由があります。
まず脂溶性であるプロポリス原塊をアルコールで抽出する事で、成分あたりの抽出コストが他の抽出方法と比較すると低コストに抑えられます。
なので、結果的に「しっかりと成分を含有したプロポリスを、成分量で見た際にお客様へ安価でお届けする事が可能」になるのです。

敢えて飲みやすさを捨てて、健康づくりの為に大切な「プロポリスの含有成分」を追求した結果、グリーンプロポリスを発見した寺尾養蜂ではアルコール抽出法がプロポリスづくりに適していると判断しており、創業以来アルコール抽出にこだわってプロポリス原液を作り続けています。

プロポリスの抽出方法

ブラジル寺尾養蜂ではアルコール抽出法を採用している ミツバチ達が巣や群れを雑菌・細菌類などの外敵から守る為に、天然の防御物質として作り出すプロポリス。最も有名な蜂産品である、はちみつは液体として作られ ...

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プロポリスの”色”に注目する

プロポリスは大きく分けて原塊の色を3種類に分類できます。

【ブラウンプロポリス】…原塊の色がこげ茶、褐色のプロポリスです。
世界中で採集されるプロポリスの多くが、このブラウンプロポリスに該当します。
ブラウンプロポリスには、フラボノイドが豊富に含まれており、幅広い健康効果を持ちます。

歴史的に古くから活用されているものも、このブラウンプロポリスを用いた事例が多く、古来より人類の健康に役立ってきた歴史が深いプロポリスです。
また世界的に見た時も、基本的にはこのブラウンプロポリスが採集されていることから、最も一般的なプロポリスと言えます

【グリーンプロポリス】…1988年にブラジル寺尾養蜂の寺尾貞亮が発見した、緑色の原塊が特徴的なプロポリスです。
よくブラジル産プロポリス=グリーンプロポリスと勘違いをされることも多いですが、グリーンプロポリスはブラジルのミナスジェライス州などの一部地域でのみ採集されています。
グリーンプロポリスは豊富な健康成分を含有しており、ブラウンプロポリスと同様に幅広い健康効果を持っています。
また、それに加える形で独自に、桂皮酸誘導体「アルテピリンC」を豊富に含有している点がグリーンプロポリスの持つ大きな特徴の1つでしょう。
従来のプロポリスより強力な健康作用を持つことで知られており、現在では「プロポリスの王様」と呼ばれるまでの存在になりました。

1988年にブラジル寺尾養蜂の創業者である寺尾貞亮が発見したことにより、瞬く間に世界中で高い人気をもつプロポリスになりました。

グリーンプロポリスに関する詳細はこちらのページで解説しています⇒グリーンプロポリスとは?プロポリスの王様と呼ばれる理由

【レッドプロポリス】…レッドプロポリスも、グリーンプロポリスと同様にブラジルの一部地域でのみ採集されるプロポリスです。
フラボノイドも含んでいるので健康目的にも使えますが、他の種類のプロポリスとは異なる特徴として、イソフラボンが豊富に含有されている点が目立ちます。
この特徴から美容面の働きに秀でているプロポリスだとも言えます。
レッドプロポリスはグリーンプロポリスよりも更に少量しか採集されていません。
その為、採集量で言えばグリーンプロポリス以上にとても貴重なプロポリスだと言えます。

このようにプロポリスの原塊の色が異なるのは「プロポリスの起源植物」の違いが大きく関係しています。
色によって、品質が決まるわけではありませんが、含有される成分はそれぞれ大きく異なります。
プロポリスに含有されるどの成分を重視するか、どういった悩みでプロポリスを利用するのかによって、色を使い分けると良いでしょう。

優れた健康成分を豊富に含有している関係から、グリーンプロポリスは健康目的で利用される方に選ばれることが多いです。

自分に合うプロポリスを探しましょう

プロポリスに含有されている成分面などを重要視すると、数多く存在するプロポリス製品の中でも原液タイプのプロポリスが圧倒的に優れています。
成分面、利用用途などを総合的に考えた時には優れているプロポリス原液ですが、デメリットもいくつか存在しています。

特によく挙げられるポイントが「プロポリスの飲み辛さ」に関することです。
初めてプロポリスを飲み始めたお客様から、飲み方に関する内容はよくご相談いただく機会があります。

プロポリス原液を飲用する方の中には、「香りが苦手で…」「味が嫌い…」など風味に関することだけでは無く、蜂ヤニが持つ喉に引っ掛かりるようなべた付きを感じる場合もありこれが苦手意識に繋がっているケースもあります。
これはある程度、継続してプロポリスの飲用を続ける事で慣れてくるものですが、中にはどうしても「原液を習慣的に飲むのが難しい…」と感じる方もいらっしゃるようです。

このようにプロポリスが飲みにくいと感じる場合は、プロポリス原液の飲み方をアレンジし飲用する事で無理なく飲む事も可能です。

プロポリスの飲み方
プロポリスの飲み方

プロポリスはアレンジして上手に飲みましょう。 まだプロポリスを飲んだ経験が無い方の中には、プロポリスの味に対して不安感を持っている方も多いと思います。実際にインターネット上で目にする機会が多い「プロポ ...

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しっかりと自分自身に合う飲み方を見つけて長期的に「プロポリスを飲むことを習慣化すること」が大切になります。

プロポリスは様々な形で製品化されている

プロポリスといえば、健康食品としての印象が強いかたも多くいらっしゃると思います。
プロポリスを原材料として使用している製品は数多くあります、特に昨今はその種類は更に増えています。

プロポリス製品の中でも、のど飴などの身近なものも人気が高いですが、原液やサプリメント、その他にも美容液や石鹸や歯磨き粉など幅広い製品の原材料として使われています。

その用途も、健康目的で飲用するものから、抗菌目的で利用するものまで非常に幅広いです。
ある特定の目的で作られたプロポリス製品は、用途が限られるので、ご自身が利用する目的に応じた形でプロポリス製品を選ぶことが大切です。

寺尾養蜂はプロポリス原液の専門店です

ブラジル寺尾養蜂はグリーンプロポリス発見者である寺尾貞亮がこだわり抜いて製造したプロポリスを取扱っているプロポリス専門店です。
最高等級であるSランクの恵の蜂、Aランクの恵、BランクのGratoまでの3種類のプロポリス原液を取り揃えています。
ランク・等級だけではなく、「濃度」「産地(地域)」「抽出回数」など全てにおいてグリーンプロポリス発見者である寺尾貞亮が理想を徹底的に追及したプロポリス原液を販売しています。
以下のページより是非、当店のプロポリスをぜひご覧ください。

商品一覧

プロポリスは古代より人類から「天然の抗生物質」として利用されてきました。寺尾養蜂は1988年にブラジル代表の寺尾貞亮が発見したグリーンプロポリスもとに製造された製品を専門的に取り扱っています。 プロポ ...

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