ブラウンプロポリス

プロポリスは、ブラジルだけではなく世界中で採集されています。
多くの国で採集されているプロポリスは「ブラウンプロポリス」と呼ばれるものです。
名前にブラウンと付く通り、その原塊はこげ茶・褐色のプロポリスになります。

プロポリスと言えば、なにかと世界的な人気が高く「プロポリスの王様」と呼ばれているグリーンプロポリスが話題に挙げられる機会が多いです。
なので、グリーンプロポリスと比較してしまうとブラウンプロポリスは陰に隠れがちです。
しかし注目される機会は少ないもののブラウンプロポリスにも優れた点が沢山あります。

寺尾養蜂はグリーンプロポリスを発見したメーカーなので、いつもはグリーンプロポリスについて解説していますが、ここではブラウンプロポリスの魅力について解説します。

ブラウンプロポリスとは？

ブラウンプロポリス・グリーンプロポリス・レッドプロポリス…色が異なるプロポリスが当然のように存在していますが、実はグリーンやレッドなどのプロポリスは世界的に見たときにとても珍しい存在なのです。

プロポリスの種類についてはこちらのページで解説しています。

基本的には世界中で採集されているプロポリスの大多数はブラウン系のものになります。

古代エジプト時代から人類に利用されていた事から分かるように、プロポリス自体は古い歴史を持っています。
その歴史のなかで世界中で利用されていたのはグリーンプロポリスではなく、ブラウンプロポリスでした。

グリーンプロポリスは1988年に寺尾養蜂のブラジル社代表の寺尾貞亮が発見しました。
そして、その健康効果の高さから一気に世界中での認知度が広まり現在に至るのですが、グリーンプロポリスが発見されるまでは、プロポリスと言えばブラウンプロポリスという認識が一般的でした。

プロポリスはミツバチが生息する地域によって材料として使われている植物が異なります。
ブラウンプロポリスの材料としてミツバチに選ばれている植物は「ポプラ」や「ユーカリ」などです。
これらの起源植物を材料として作られたプロポリスがブラウンプロポリスになります。

ブラウンプロポリスは品質が低い？

何かとプリポリスの話題となると、ブラジル産のグリーンプロポリスが世界的に最高クラスの品質だという点ばかりが注目を集めており、現在はあまりブラウンプロポリスが注目される機会は少ないです。

ですが、決してブラウンプロポリスそのものが低品質というわけではありません。
含有されている成分（主に桂皮酸誘導体など）はグリーンプロポリスとは異なりますが、ブラウンプロポリスにも優れた健康成分が含有されておりフラボノイドが豊富に含有されています。

勿論、プロポリスを利用する上で重要視する成分などによって最適なプロポリスはありますし、プロポリスの色以外の部分で低品質だと判断されるケースもあります。
しかし、グリーンプロポリスではなく、ブラウンプロポリスだからといって品質が低いというわけではありません。

（ブラウンプロポリスは世界中で採集されているので、一括りにする事は難しいです。ニュージーランドやオーストラリアなどブラウンプロポリスの名産地として知られている原産国は多いです）

グリーンプロポリスにしても、ブラウンプロポリスにしても「色」だけで品質が決まるわけではありません。

実際に品質の良いプロポリス製品の品質を見極める為には、プロポリスの色だけではなく、「どのように採集されたプロポリスなのか？」「どの抽出方法を採用して作られたプロポリスエキスなのか？」など様々な点で総合的にプロポリスの品質を判断する必要があります。

ブラウンプロポリスに含まれる主な成分

プロポリスの成分は採集される地域に自生する植物などで異なります。
ブラウンプロポリスの場合はフラボノイドが豊富に含有されているものが多い傾向にあります。
グリーンプロポリスに含まれている桂皮酸誘導体、レッドプロポリスに含まれるイソフラボンは殆ど含まれていません。

ですが、コーヒー酸フェネチルエステル（CAPE）などはブラウンプロポリス（ニュージーランド産のものが顕著です）に豊富に含有されています。

このように、プロポリスの産地やプロポリスの色によって含有される成分が大きく異なります。
グリーンプロポリスにはフラボノイドも豊富に含まれてはいますが、やはり大きな特徴として挙げるのであればアルテピリンCなどの桂皮酸誘導体が豊富に含有されている点でしょう。
最終的には、プロポリスの「どの成分」を重要視するかによって選ぶべき産地が変わります。

寺尾養蜂はグリーンプロポリス専門店

寺尾養蜂ではグリーンプロポリスを発見した寺尾貞亮がこだわり抜いたグリーンプロポリスを専門的に取り扱っています。
今回、解説した通りグリーンプロポリス、ブラウンプロポリス、レッドプロポリスそれぞれに優れた点や主に含有されている成分が異なります。

あなたの悩みやどの成分を中心に摂取したいのか？という点やそれぞれの特徴を踏まえた上で自分に合うプロポリスを選ぶと良いでしょう。