プロポリスの原液が1つの製品として完成するまでには「プロポリス原塊の採集」~「プロポリスエキスの熟成・抽出」など様々な工程を経て作られます。
これらの製造工程のどれか1つでも疎かにしてしまうと、肝心なプロポリスの品質が低下してしまいます。
勿論、寺尾養蜂ではグリーンプロポリス発見者である寺尾貞亮が徹底的にこだわり抜いて日々、プロポリス作りに励んでいます。
ここでは寺尾養蜂のプロポリスがどのような流れで作られているのかを解説していきます。
ミツバチがプロポリスの原塊を作る
プロポリスの原塊は、抗菌力・殺菌力が高い植物を材料(このようにプロポリスの材料となる植物を起源植物といいます。)として作られます。
なのでプロポリスを作るミツバチが生息している地域の植物によって、その地域で作り出されるプロポリスの含有成分などが大きく異なります。
具体的な例を挙げるなら、ブラジルのミナスジェライス州などの一部地域で採集されるグリーンプロポリスです。
グリーンプロポリスの起源植物はアレクリンという植物が使われています。
アレクリンはブラジルに400種類以上も存在していますが、中でも一部にしか自生していないバッカリス種がグリーンプロポリスの原料となります。
ちなみにグリーンプロポリスを作るミツバチは「アフリカナイズドミツバチ」という種類で、セイヨウミツバチとブラジルの在来種アフリカミツバチが交配したことにより誕生したミツバチです。
どういったミツバチ種類のミツバチがプロポリスを作り出すのかによっても、性格や生態などが全く異なるのでプロポリスの品質に影響があります。
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アフリカナイズドミツバチ
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プロポリス原塊の採集
グリーンプロポリスはミナスジェライス州の標高800m以上の高地で採集されます。
ミツバチに刺されないように完全防備で巣箱が設置されている場所に向かいます。
寺尾養蜂ではミツバチが環境汚染に影響されないように周囲には牧場しかない豊かな大自然の中でミツバチ達を育てています。
ミツバチが生息している地域の周囲にはアレクリン(バッカリス)が自生しており、これを材料とすることで良質なグリーンプロポリスを作り出します。
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グリーンプロポリスとは?
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プロポリスは巣箱の入り口に塗り固められています。
ミツバチを刺激しないように燻製器という道具を使ってミツバチ達をおとなしくさせます。
ミツバチが静かになった所で、ナイフなどを使い巣箱の入り口に塗り固められたプロポリスを丁寧に採集していきます。
形が崩れたり、ちぎれたりすると商品価値が下がるので丁寧に採集します。
プロポリスの選別
採集したプロポリス原塊を大きさ・色などの規定に従って等級・品質別に選別します。
この作業はプロポリスの品質を決定づける根幹となる部分なので、とても重要で細かく見ていく必要があります。
誰でも等級・ランク付けが出来るわけではなく「プロポリス原塊品質選別士」としての熟練した経験とスキルが必要です。
この選別のタイミングで、プロポリス原塊に付着した葉っぱやゴミなどもきれいに取り除き、等級別に分けられます。
選別されたプロポリスの原塊は、鮮度や品質を保つ必要があります。
なのでプロポリスの原塊自体を世界各国に輸出する時期、自社製品を製造する為の漬け込み作業をするまでは丁寧に冷凍庫で保管されます。
プロポリスの熟成
寺尾養蜂はプロポリスの原塊を穀物(無農薬トウモロコシ)エタノールに長期的に漬け込んで熟成させます。
寺尾養蜂では長期熟成法を採用していますが、この熟成期間はプロポリスの製造メーカーによっても異なり、短い場合は1ヵ月程度の漬け込みで製品化するメーカーも存在します。
(メーカーの立場での話をするのであれば、プロポリス原塊は何度も繰り返しプロポリスエキスを抽出することが出来るので、短いサイクルで再利用をしたいのが本音ではあります。)
ブラジルの政府は「1年以上を浸け込んで熟成せたものを長期熟成品」として認めています。
また寺尾養蜂では長期熟成品のほうが有効成分も余すことなく抽出できて高品質となると判断している関係から、長期熟成での製造にこだわりを持っています。
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プロポリスの検査
出来たプロポリス原液の品質を確認する為に、プロポリスの原液を抜き取り、サンプリング分析・検査をします。
プロポリスエキス(原液)が商品になるまでに何度も検査やチェックを繰り返します。
このように正確に確認を行うことで、安全かつ品質の高いプロポリス原液エキスをお客様のもとへと届けられるのです。
プロポリスは採集の時期・タイミングによって原塊の色合いや香りなどだけではなく、成分も異なります。
この検査をしっかりと行うことで、製造したプロポリスの品質が一定以上の基準を満たすということをしっかり確認しています。
このような工程を経て、品質の高いプロポリスをお届けする
本当に品質的に優れたプロポリス原液を製造する為には、今回紹介した工程はどれも疎かにすることができません。
「お客様に本当に品質の高いものをお届けする」ことは、グリーンプロポリスを発見し広めた寺尾養蜂にとっては当たり前な事だと考えています。
ですが、プロポリス製品の数は沢山あるので実際に選ぶ際に多くの方が迷ってしまいます。
安心して品質が高いプロポリスを選ぶことが出来るポイントを解説しておりますので、是非こちらもご覧ください。
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